エンジニアリングプラスチックとは

エンジニアリング・プラスチック(エンプラ)とは、耐熱性が100以上あり、強度が49.0MPa以上、曲げ弾性率が2.4GPa以上あるプラスチックのことを言い、耐熱性がさらに高い150以上の高温で長期使用可能なものを、スーパーエンプラと言います。

エンプラは、加熱すると流動し成形が可能となる「熱可塑性」と、加熱すると硬化する「熱硬化性」に分類され、それぞれの特性を生かして機械部品,自動車用部品,電子・電気機器部品として使用されます。

汎用プラスチックなどと呼ばれる従来のプラスチックは熱に弱いため、機構部品の素材として用いると可動部で摩擦熱が生じたり、使用環境の温度が高いことで強度不足から破損したりと、精度にも寿命にも問題点が多く、工業製品には不向きとされてきました。

その問題点をカバーし、将来への可能性を持つエンプラが今注目を集めているのです。

過去実績

PP
(ポリプロピレン)
400トン/年 自動車用内装材・雑貨
PET
(ポリエチレンテレフタレート)
300トン/年 防虫用器具部品
ABS 80トン/年 自動車用内装材
PA
(ポリアミド)
50トン/年 自動車用内装材
PVC
(ポリ塩化ビニル)
30トン/年 自動車用内装材
PC(ポリカーボネート)
/ABS
100トン/年 自動車用機能部品
GF(ガラスファイバー)
含有PA
200トン/年 自動車用機能部品(チェンジ部品)
GF含有
PBT(ポリブチレン
テレフタレート)
50トン/年 自動車用機能部品
CF(カーボンファイバー)
含有PP
30トン/年 自動車用機能部品

技術力・マシン能力

プラスチック成形技能士とは、国がドイツのマイスター制度を手本に昭和62年に導入した制度で国家資格です。プラスチックに関する専門知識はもちろん、品質管理、原価管理、工程 管理等、幅広い知識が要求されます。

  • 特級 : 管理者または監督者が通常有すべき技能の程度
  • 1級及び単一級 : 上級技能者が通常有すべき技能の程度
  • 2級 : 中級技能者が有すべき技能の程度
  • 3級 : 初級技能者が通常有すべき技能の程度

等級は上記のようにように区分され、それぞれに受験資格も設けられています。
特に特級は、1級取得後5年以上の実務経験がなければ受験すらできず、難易度も高い高度な資格とされています。
弊社には、プラスチック成形技能士が4名在籍しており、うち3名が特級技能士の資格を保有しています。
特級プラスチック成形技能士の豊富な知識、経験に裏付けられた技術を活用することで、高品質な製品をお客様にお届けすることはもちろん、ご要望にもスピーディ-に対応いたします。
また、日本能力協会の委託を受け、技能検定(国家試験)を社内にて実施しております。

成形機一覧はこちら

企業様のご質問・パートさん募集も受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
お電話でのお問い合わせ
0827-57-6167
お問い合わせフォーム
このサイトを広める